...しかるに字書どもには甘麪麭は牝牛の膵(すい)等の諸腺と出づれど...
南方熊楠 「十二支考」
...それより小腸に入りて腸液と膵液(すいえき)と胆汁の消化作用を受け...
村井弦斎 「食道楽」
...第三が膵液(すいえき)...
村井弦斎 「食道楽」
...その中(うち)で唾液と膵液と腸液の三種が米や麦のような澱粉質を消化する...
村井弦斎 「食道楽」
...膵液と胆汁との二種がバターのような脂肪分を消化する...
村井弦斎 「食道楽」
...膵液と腸液はどんな味だか知らんけれどもとにかく五種の液が消化する処へ五種の味を喫するのは自ら暗合しているね...
村井弦斎 「食道楽」
...膵液(すいえき)...
村井弦斎 「食道楽」
...「これは大機里爾(タイキリイル)、つまり膵臓(すいぞう)に初発した癌腫だ」と去定が云った、「膵臓は胃の下、脾(ひ)と十二指腸とのあいだにあって、動かない臓器だから、癌が発生しても痛みを感じない、痛みによってそれとわかるころには、多く他の臓器に癌がひろがっているものだし、したがって消耗が激しくて死の転帰をとることも早い、この病例はごく稀(まれ)だから覚えておくがいい」「すると、治療法はないのですね」「ない」と去定は嘲笑(ちょうしょう)するように首を振った、「この病気に限らず、あらゆる病気に対して治療法などはない」登はゆっくり去定を見た...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いつか膵臓(すいぞう)の癌腫(がんしゅ)で死んだ患者があったとき...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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