...膝小僧が痛くて走れない...
...少年の膝小僧にはびろうする傷があった...
...スキーをする時、膝小僧を擦りむくことがある...
...テニスの練習で膝小僧を負傷してしまった...
...膝小僧の運動によって、脚が引き締まってきた...
...おびえ切った茂少年は、倭文子の裾にちぢまって、地獄の鬼めに、母さまを渡すまいと、彼女の膝小僧を、しっかり抱きしめ、こっそりとも音を立てず、息を殺して、ブルブルふるえていたが、ふと気がつくと、そのふるえがパッタリ止って、呼吸も静かになっていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...膝小僧をぬらすくらいのものであろう...
太宰治 「狂言の神」
...ゆかたの裾(すそ)からは膝小僧(ひざこぞう)さえ出ていました...
太宰治 「燈籠」
...元のまゝの老百姓で結構だ」胡坐をかいた道平は今膝小僧までまる出しにしてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...膝小僧の代りにはなるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八などはもう、膝小僧を包んで、敷居際まで逃げ出して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神妙らしく膝小僧(ひざこぞう)を揃えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...膝小僧(ひざこぞう)がはみ出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...珍しく脹(ふく)らんだ財布を八五郎の膝小僧の上にそっと載せてやるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...膝小僧のハミ出すのも構わず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるい膝小僧が薄あかく陽に光つてゐる...
林芙美子 「就職」
...膝小僧を出して『彼女の控帳』をとうとう書きあげる...
林芙美子 「生活」
...話というのはどんなことだ」「そのことでございますが……」清五郎は膝小僧を押し出すようにして声をひそめ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...夜会服の裾から形のいい膝小僧を覗かせ...
久生十蘭 「魔都」
...膝小僧が痛さうにだんだん赤らんで来ると...
北條民雄 「間木老人」
...膝小僧のあらわな...
山川方夫 「その一年」
...汚ない膝小僧を一層大きく剥き出しながら詰寄った...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...膝小僧の肉腫をブッ付けた...
夢野久作 「一足お先に」
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