例文・使い方一覧でみる「膚」の意味


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...何だかその匂(におい)や褐色の花粉がべたべた皮(ひふ)にくっつきそうな気がした...   何だかその匂や褐色の花粉がべたべた皮膚にくっつきそうな気がしたの読み方
芥川龍之介 「子供の病気」

...いつでも葉子の情熱を引っつかんでゆすぶり立てるような倉地特有のの香(にお)い...   いつでも葉子の情熱を引っつかんでゆすぶり立てるような倉地特有の膚の香いの読み方
有島武郎 「或る女」

...皮は真黒いマリアよ...   皮膚は真黒いマリアよの読み方
李箱 「LE URINE」

...絹の線の中では皮の外側をひきはがして...   絹の線の中では皮膚の外側をひきはがしての読み方
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」

...(はだ)を刺すような空っ風が不体裁な重しをさげた屋台の暖簾をハタハタと鳴らしていた...   膚を刺すような空っ風が不体裁な重しをさげた屋台の暖簾をハタハタと鳴らしていたの読み方
高見順 「如何なる星の下に」

...風にふくらんで将(まさ)に裂けようとしてる帆布のような弱々しい張りきった皮が...   風にふくらんで将に裂けようとしてる帆布のような弱々しい張りきった皮膚がの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...肉が落ちて皮がたるんでいた...   肉が落ちて皮膚がたるんでいたの読み方
豊島与志雄 「生あらば」

...彼の皮(ひふ)の下で...   彼の皮膚の下での読み方
中島敦 「木乃伊」

...人間の筋肉や皮の感覚から来るところの力の概念をまず決めて...   人間の筋肉や皮膚の感覚から来るところの力の概念をまず決めての読み方
中谷宇吉郎 「救われた稀本」

...その薔薇の皮はすこし重たさうであつた...   その薔薇の皮膚はすこし重たさうであつたの読み方
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」

...よく見ると蒼白い皮の...   よく見ると蒼白い皮膚のの読み方
室生犀星 「蒼白き巣窟」

...一つには肌の色の赤いこと...   一つには肌膚の色の赤いことの読み方
柳田国男 「山の人生」

...私はちかごろはその皮のことしか考えない...   私はちかごろはその皮膚のことしか考えないの読み方
山川方夫 「演技の果て」

...皮をこえた部分...   皮膚をこえた部分の読み方
山川方夫 「演技の果て」

...室(へや)の中にムウムウ充満している女の呼吸と、毛髪と、皮と、白粉(おしろい)と、香水の匂いに噎(む)せかえりながら、片手でクロロフォルムの瓶をシッカリと握り締めつつ、見事な絨毯(じゅうたん)の花模様の上を、膝っ小僧と両手の三本足で匍(は)いまわった...   室の中にムウムウ充満している女の呼吸と、毛髪と、皮膚と、白粉と、香水の匂いに噎せかえりながら、片手でクロロフォルムの瓶をシッカリと握り締めつつ、見事な絨毯の花模様の上を、膝っ小僧と両手の三本足で匍いまわったの読み方
夢野久作 「一足お先に」

...皮の出ている部分は痛いほどだった...   皮膚の出ている部分は痛いほどだったの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...彼の皮は気候に対して革(かわ)のように強靭だった...   彼の皮膚は気候に対して革のように強靭だったの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...腿の皮を剥して顔の傷口を繕ったなどということは...   腿の皮膚を剥して顔の傷口を繕ったなどということはの読み方
蘭郁二郎 「脳波操縦士」

「膚」の読みかた

「膚」の書き方・書き順

いろんなフォントで「膚」

「膚」の英語の意味

「膚なんとか」といえば?   「なんとか膚」の一覧  


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