...あの皮膚の美しさ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...皮膚がズルズルとめくれて来そうだった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...老いた膚(はだへ)がほろゝ寒いと見えて...
鈴木三重吉 「胡瓜の種」
...レントゲンの撮影や皮膚科の診察の件などをも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...皮膚が荒れてくる旅をつゞけてゐるすこしばかり買物もして旅の夫婦は石刻む音のしたしくて石刻む朝寒に旅焼けの顔をならべて・片輪同志で仲よい夫婦の旅・ざくりざくり稲刈るのみの・秋晴れの砂をふむよりくづれて鶏(トリ)を叱る声もうそ寒う着いたいそがしう飯たべて子を負うてまた野良へ・木葉落ちる声のひととき・貧乏の子沢山の朝から泣いてゐる・それでよろしい落葉を掃く十月十五日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...その膚を離さざりしという...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...マドロスの海風に吹き鍛えられた皮膚の色...
中里介山 「大菩薩峠」
...觸つてみるとよごれた皮膚がまるで乾干びた木の葉のやうにかさかさしてゐた...
南部修太郎 「病院の窓」
...若い時分は草角力くらゐは取つたらしい、四十二三の見事な恰幅で、澁紙色の皮膚、眼が少し血走つて居りますが、ニヤリニヤリと不斷の笑みを含(ふく)んだ顏は、田舍のボスによくある型です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがにどうも膚寒(はださむ)い気持で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...このように指先に皮膚と筋肉との境は知覚されないだろう...
宮本百合子 「九月の或る日」
...そろそろ皮膚の抵抗力をつよめるようにしましょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この都会を絶えず彷徨しているもののみに見る浅黒い皮膚とを目にいれた...
室生犀星 「幻影の都市」
...我々の皮膚も彼らのそれと同様に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...透きとおるような膚の...
山本周五郎 「菊千代抄」
...荒い皮膚の褶紋を発見すると...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...彼等の兩頬の皮膚はぴり/\した...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ここでも、魏勢は残り少なに討たれた上、さんざんの態で逃げ崩れてくる道を、さらに、関興、張苞の二軍に、完膚なきまで、痛撃された...
吉川英治 「三国志」
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