...大きなスペイン発泡膏(はっぽうこう)をはることでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...膏汗(あぶらあせ)を滲(にじ)ませていた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...山野夫人の部屋の押入れから出た石膏のかけらには...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...いきなり石膏像を柱にぶっつけた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...身をかわすにさえも膏汗がにじみ出るのである...
戸坂潤 「社会時評」
...髪の毛の上に絆創膏を貼って...
外村繁 「日を愛しむ」
...昔板小屋の中でたくストーブの用をなしていた古い石膏(せっこう)の管が壁についていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もちろん肉の膏(あぶら)が少し浮いて...
夏目漱石 「永日小品」
...少(せう)々病膏肓(やまひこうこう)に入つたかなとやましくなると...
南部修太郎 「文壇球突物語」
...骨(ヤギの骨を膏薬に)...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...植物をふやかしてジュースを抽出することが知られ、抽出、煎じ、蜜を混ぜ(材料を沸騰させ、油、バター、蜜、などと一緒に濃縮し)、混合物、シロップ、錠剤、ペースト、座薬、粉薬、ドロップ、目薬、膏薬、燻蒸薬、などである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...練薬と膏薬(こうやく)の二種(ふたいろ)だけだった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...高所に飾ってある『東方三博士の礼拝』という石膏彫刻の裏に隠してある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...想像の傷口に膏薬(こうやく)を貼ることに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...謡曲中毒もここまで来ると既に病膏肓(やまいこうこう)に入ったというもので...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...「二心をいだく双股膏薬(ふたまたこうやく)め...
吉川英治 「三国志」
...――では何で食う? あれなる膏薬(こうやく)を売らずばならない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...青白い皮膚にはこらえる汗が膏(あぶら)となって滲(にじ)みでる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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