...膃肭獣(おっとせい)だよ...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...――そうそう膃肭獣の話よりゃ...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...それよりも僕を驚かしたのは膃肭獣(おっとせい)供養塔というものの立っていたことである...
芥川龍之介 「本所両国」
...膃肭獣猟獲事業の主任の地位にあり...
久生十蘭 「海豹島」
...二歳ほどの膃肭獣の牝で...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣はきょとんと狭山の顔を眺めていたが...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣はだんだんに弱って唸声もあげないようになり...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣の棲息場になる砂浜の方へなだれ...
久生十蘭 「海豹島」
...生きながら膃肭獣に変えられた不幸な人間どもなのであった...
久生十蘭 「海豹島」
...まさしく膃肭獣の顔であった...
久生十蘭 「海豹島」
...娘は膃肭獣の中にいる...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣はキョトンと私の顔を眺めていたが...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣がまた病気になったのだ...
久生十蘭 「海豹島」
...薄暗いランプの下に膃肭獣が長くなり...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣だけを友にして生活していた狭山にとっては...
久生十蘭 「海豹島」
...鋭い切尖を膃肭獣の頸のあたりに突き刺した...
久生十蘭 「海豹島」
...たったいま膃肭獣がいたその場所に...
久生十蘭 「海豹島」
...これもあまり柄のよくない「膃肭獣(オットセイ)の曲芸」がすでに先着していて...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
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