...彼は腹黒い性格で人を裏切ることがある...
...あの人の腹黒さは周囲からも知られている...
...腹黒い人は信用できないと思う...
...彼女は腹黒いという噂がある...
...腹黒い人とは距離を置いた方がいい...
...だんだん火星人の腹黒さがわかって来るとともに...
海野十三 「火星兵団」
...「これはあの腹黒の畜生めの会計簿さ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...そんなに腹黒いわけへだてをして一方の種族の全隊列をなぎ仆(たお)し他の一方を丹精してそだてるのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...まさかわれら腹黒くしめし合せ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私は、やはり腹黒く、自分の罪をその友人にも女中さんにも、打ち明けることはしなかった...
太宰治 「服装に就いて」
...べつだん腹黒い人というのではありませんが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...実際以上に腹黒く見えるあらゆる種類の乱暴なトリックを使う不気味な趣味を持つています...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...その他の点ではそれほど腹黒い奴ではありません……ほとんど人を殺さないし...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...彼は塩辛らく、意地悪ろく、腹黒き人に非ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...國民の眼には頗る陰氣にして腹黒き政治家に見ゆるも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...天下を乗取ろうとした腹黒い奴である...
中里介山 「大菩薩峠」
...喜太郎は一寸良い男で、あの通りの辛抱人だが、腹黒くて陰氣で、性根が怖いから若い娘などに好かれる性(たち)ではない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...北郡の洞内村に腹黒い父親があった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...そして腹黒い屈従の微笑が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...真昼の腹黒いまぼろしこそは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...口先ばっかりのどこまで柔媚(やわ)いかわからん腹黒男(はらぐろ)ぞ...
夢野久作 「斜坑」
...こんな腹黒い相談が成っていたとは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おれはあのボーシュレーて奴は信用出来ないんだ……あいつはどうも性質(たち)が悪い……腹黒な野郎だ……なぜおれは早くあいつを追い出してしまわなかったかと思っておるくらいなんだ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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