...腹蔵なくいえば文芸協会の芝居がそれほど立派なものだとは思わぬ...   
内田魯庵  「明治の文学の開拓者」 
...腹蔵なく仰言って下さい...   
橘外男  「仁王門」 
...腹蔵のない信頼的な満足しやすい性質だったから...   
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」 
...秦は腹蔵なく語り出したのである...   
豊島与志雄  「秦の出発」 
...神尾殿の御腹蔵なき御意見が承りたい」と言いました...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...善後策について腹蔵のない事を参考のためにお述べ下さい」おれは校長の言葉を聞いて...   
夏目漱石  「坊っちゃん」 
...その顔には常に真率(しんそつ)で腹蔵のない...   
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」 
...いやに何の腹蔵もなさそうな様子をしていることで...   
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」 
...どうかみんなは今日は腹蔵のない事を話し合いたいと思います...   
三好十郎  「その人を知らず」 
...腹蔵なき意見を挑発したのである...   
山本周五郎  「長屋天一坊」 
...お互いに名誉に関する事ですから御腹蔵なくお話下さらんと困りますが...   
夢野久作  「少女地獄」 
...腹蔵のない者たちだと聞いて来ておりますから...   
吉川英治  「江戸三国志」 
...さもなくては働けないとしているような腹蔵があるのではないかと考えられるふしもある...   
吉川英治  「三国志」 
...彼はその腹蔵のものを...   
吉川英治  「三国志」 
...貴殿の御腹蔵のないお考えでは...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...御腹蔵ないところ...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...腹蔵なく」「ありがとう存じまする...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...さきに腹蔵を打ちあけていた...   
吉川英治  「新書太閤記」 
ランダム例文:
鬼の首を取ったように   エディター   蓮田   
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