...ひょっと首をもたげて腰窓のほうを見やりながら...
有島武郎 「或る女」
...二人は葉子の部屋(へや)だった六畳の腰窓(こしまど)の前に小さな二つの机を並べた...
有島武郎 「或る女」
...次の間の長火鉢の傍なる腰窓の竹を透いて...
泉鏡花 「浮舟」
...押入続きに腰窓が低い...
泉鏡花 「薄紅梅」
...幸いあいてる腰窓から窺(うかが)って...
泉鏡花 「薄紅梅」
...低い腰窓の下に体を崩して...
徳田秋声 「黴」
...やつと腰窓のところへ行つて...
牧野信一 「小川の流れ」
...ぼんやりしてゐると眼の前の腰窓がそつと開いて...
牧野信一 「波の戯れ」
...腰窓をまたいで書斎に飛び込んだ...
牧野信一 「籔のほとり」
...中二階の腰窓をあけたかと思うと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ソッと腰窓の小さな障子を閉めかけたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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