...この店は卓も腰掛けも...
芥川龍之介 「魚河岸」
...「腰掛けにおなり」と云えば直ぐ四つ這いになって背を向けるし...
谷崎潤一郎 「少年」
...酒罎と杯とがすぐに手の届くところに腰掛けた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...濃紫の衣装を着た女が自分の横に腰掛けているらしかった...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...そこに君は腰掛けて...
豊島与志雄 「市郎の店」
...そこに腰掛けておればいいんです...
豊島与志雄 「女と帽子」
...縁側に腰掛け煙草をふかしている私の方を...
豊島与志雄 「田園の幻」
...或る床の高い縁側に腰掛けていた...
豊島与志雄 「古井戸」
...向う側に腰掛けてる人々が...
豊島与志雄 「未来の天才」
...側に腰掛けてるU君にまた話していた...
豊島与志雄 「轢死人」
...――なるほど中の腰掛けは皮ひもでぶら下げてあるぜ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...暖炉に近い所に腰掛けていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...石の腰掛けが一つあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...石はひとりでに腰掛けの上にやってきたものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余が傍(かたへ)なる椅子に腰掛け...
永井荷風 「夜あるき」
...私は縁に足を垂れて腰掛けてゐたので...
中島敦 「環礁」
...あちこちの腰掛け茶屋で一本飲み二本飲み...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...深い腰掛けに身を埋めて永い間論じ合った...
和辻哲郎 「享楽人」
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