...若い時にはことに好んで腰折れを詠(よ)んでみずから娯(たのし)んでいた...
有島武郎 「私の父と母」
...腰折れの悪口こそは言うが...
中里介山 「大菩薩峠」
...腰折れの一つも捻(ひね)る仁體ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もとよリテニヲハも整わぬ腰折れではあったが上手も下手もその道に打ち込む熱心に変りは無い」「――」「その歌の添削が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰折れの一首もものし...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...こんな腰折れを詠(よ)んだが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...鈍い電灯の下でその腰折れ客はときどき咽喉を鳴らした...
横光利一 「旅愁」
...又の旅出に即興の腰折れ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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