...相應に疲れてゐる各々の頭腦に...
石川啄木 「鳥影」
...森の中(なか)なる樟腦の香(か)を...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...宇野が當時腦病院にいれられるやうな病氣でなかつたならば...
小穴隆一 「二つの繪」
...私はそいつをこのたくらみの首腦者だと思ふが...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...其有耶無耶(そのうやむや)になつた腦裏(なうり)に...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...「この黒い所が病氣だ」と高村の伯父が頭部の黒いふかふかした腦細胞らしいものを箸の先で拾ひあげて壺の中に入れた...
辻村もと子 「春の落葉」
...腦髓にある限りにおいて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あるひは腦髓そのものにおいてさへも...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...其の頭腦精神の強健なる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...到底天才者の頭腦を領解する能はずと思惟せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一は冷腦にして利害に敏なる策士肌の系統にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一個の自分の頭腦によつてやるべきものであるといふことを獨斷と稱したのである...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...我が腦膸は空虚なれば...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...その間に腦症を起しかけて醫師が絶望を宣告した事...
南部修太郎 「病院の窓」
...樟腦(カンフル)と焚いた香醋の臭(にほ)ひが警告するやうに私の鼻を衝(つ)いた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...曉風の靜まる迄一睡もなし能はざりし其の夜わが腦裡に成りし一幕物なり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...別段勝れていい頭腦の所有者でなくても...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...此の問題を頭腦(あたま)の中で繰返して居る間に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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