...そこには洋一(よういち)が腕組みをしたまま...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...まだ傲然(ごうぜん)と腕組みをしたまま...
芥川龍之介 「路上」
...御迷惑ついでになんとかしてやっていただく事はできないでしょうか」事務長は腕組みをしたまままじまじと木村の顔を見やりながら聞いていたが...
有島武郎 「或る女」
...その間栄介は腕組みをしたまま...
梅崎春生 「狂い凧」
...一部始終を砂馬の大将に物語るとしよう」腕組みをしたまま俺はチョッキの裏に手を入れてピストルをつかんだ...
高見順 「いやな感じ」
...例の女は腕組みをしたまま...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...トルーソツキイは依然として胸のところに腕組みをしたまま...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...級長藤本はさっきから青桐の下に腕組みをしたまま突っ立って...
永井隆 「長崎の鐘」
...やはり腕組みをしたまま...
中里介山 「大菩薩峠」
...腕組みをしたまま突立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで腑ぬけのようになって腕組みをしたままぼんやりと飾場の砂の上に突っ立っている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...久太夫は腕組みをしたまま呆然と縁石の傍に佇んでいたが...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...凝つと腕組みをしたまま思案ともつかぬものに耽つてゐると...
牧野信一 「裸虫抄」
...幾日でも首を傾けて腕組みをしたまま...
牧野信一 「裸虫抄」
...だまり返って腕組みをしたまま考えに沈んで居た...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...……(遠くの喊声と身近く音を立てる銃丸の中に腕組みをしたまま考えながら井上と仙太の去った方を見送って立ちつくしている)(幕)6 江戸薩摩ッ原の別寮元治元年六月...
三好十郎 「斬られの仙太」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??