...山岸しさいらしく腕組み...
太宰治 「先生三人」
...気の毒な兄は腕組みをしながら...
橘外男 「逗子物語」
...将監はじーっと目をつぶって腕組みをしていました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...権兵衛は腕組みして考えこんだ...
田中貢太郎 「海神に祈る」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...トルーソツキイは依然として胸のところに腕組みをしたまま...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...武者修行の体(てい)で腕組みをしながら歩いて来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで刀の方に向き直って腕組みをしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...北新堀の堀っぷちで腕組みして考えた...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...机の前で泰然と腕組みしている署長に訴えた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...絨氈の上にどっかりと胡坐をかいて腕組みをした...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...久太夫は腕組みをしたまま呆然と縁石の傍に佇んでいたが...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...魚桶の前に腕組みしたまま...
火野葦平 「花と龍」
...又七はつくねんと蒲団の上に腕組みしている...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...腕組みをした上体を反らせながら凝つと微かな眼で画面を瞶めてゐた...
牧野信一 「雪景色」
...……(遠くの喊声と身近く音を立てる銃丸の中に腕組みをしたまま考えながら井上と仙太の去った方を見送って立ちつくしている)(幕)6 江戸薩摩ッ原の別寮元治元年六月...
三好十郎 「斬られの仙太」
...彼は腕組みを、つぎに右手で顎(あご)を撫(な)でながら、二三歩いったり来たりした...
山本周五郎 「ひとでなし」
...八青岳は腕組みをして...
山本周五郎 「雪の上の霜」
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