...腕組みをして考え込む姿が彼女らしくて可愛い...
...会議中、上司が腕組みをした後、厳しい言葉を投げかけた...
...試合前、選手たちは緊張を隠すために腕組みをしていた...
...新入社員が先輩に腕組みを頼み、業務を手伝った...
...相手の腕組みを解いて握手をすると、友好関係が深まった...
...渠は遽かに膝を立直して腕組をしたが...
石川啄木 「病院の窓」
...丁坊の話を感にたえないような顔で聞いていた大佐はそこで腕組(うでぐみ)をして...
海野十三 「大空魔艦」
...黙って腕組して前方を見つめていたが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...フムフムと私は腕組みをして聞いていた...
橘外男 「逗子物語」
...堅く腕組みをしながら玄関を下りた時の心持は...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...そして関羽(かんう)のような顔をした男が腕組みをしてコックリコックリと廊下を歩いている...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...吾等とて、いつ何時、捕吏(とりかた)の手でやられるかも知れん――こうしておけば、わしの志だけは、判るであろう」一人の浪人は、腕組をして、じっと、乾いて行く墨の跡を眺めていたが「よし、わしも、一首書き残しておこう」と、云って、押入を開けて、小さい行李から、袖の無い半襦袢を出して来た...
直木三十五 「南国太平記」
...私は腕組みをして凝然として立っていた...
永井隆 「長崎の鐘」
...松本は腕組をして...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...腕組をして考えた...
夏目漱石 「道草」
...両手をぴくぴく腕組みし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...背中をまるくして腕組をしたまゝ...
牧野信一 「池のまはり」
...囲炉裡端で腕組をしてゐると...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...幾日でも首を傾けて腕組みをしたまま...
牧野信一 「裸虫抄」
...やや離れてその両方を見較べられる位置に主任が腕組みをしている...
宮本百合子 「刻々」
...見せたいだろうに腕組でもして見入っている者は...
柳田国男 「雪国の春」
...一通の手紙をひらいてじっと腕組みをしていたが...
山本周五郎 「新潮記」
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