...腕組みをして考え込む姿が彼女らしくて可愛い...
...会議中、上司が腕組みをした後、厳しい言葉を投げかけた...
...試合前、選手たちは緊張を隠すために腕組みをしていた...
...新入社員が先輩に腕組みを頼み、業務を手伝った...
...相手の腕組みを解いて握手をすると、友好関係が深まった...
...背(うしろ)に立って、ちょっと小首を傾けたが、腕組をした、肩が聳(そび)えて、主税は大跨(おおまた)に後に続いた...
泉鏡花 「婦系図」
...さも感にたえたというふうに腕組みして...
海野十三 「生きている腸」
...また前のように腕組みして舷によりかかって坐(すわ)っている...
太宰治 「新釈諸国噺」
...腕組みをしながらその伊手市どんという男の背後(うしろ)で...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...権兵衛は腕組みして考えこんだ...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...堅く腕組みをしながら玄関を下りた時の心持は...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...お互に(何うして、こうも、御不幸な、お方であろう)と、感じて、暗い顔をして、じっと、腕組していた...
直木三十五 「南国太平記」
...腕組みをして海の方を向いて立っていた...
夏目漱石 「こころ」
...腕組をして考えた...
夏目漱石 「道草」
...彼は腕組みをして...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...どこかへ行ってしもうたよ」「それは、いつのことじゃ?」「あの、仲直りの翌る朝よ」「そうか」金五郎は、腕組みして、複雑な苦笑をたたえていたが、「新公、お前、お京のことで、友田喜造から、脅迫されたらしいな?」「脅迫?……友田から?……そんなことはない」「あの晩、おれとお京とが、途中から、居らんようになったもんじゃけ、大層、嚇(おど)かされたちゅうじゃないか――よくも、おれの顔に泥を塗ったな...
火野葦平 「花と龍」
...そして間もなく再び其処に現れて空想的な腕組をするであらう自分の姿が...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...その封筒の表を返して机の上に置くと腕組をした儘ぼんやりその表書を瞶めてゐた...
牧野信一 「痴想」
...腕組みをしてゐるだけで...
牧野信一 「裸虫抄」
...その灯の傍に坐って圓朝は、ジッと目を閉じ、腕組んでいた...
正岡容 「小説 圓朝」
...腕組して揚幕に入る...
三木竹二 「いがみの権太」
...何時ものやうに腕組をして何時ものやうに大きな腹を突出し...
三島霜川 「解剖室」
...甲斐は腕組みをし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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