...腕組みをして考え込む姿が彼女らしくて可愛い...
...会議中、上司が腕組みをした後、厳しい言葉を投げかけた...
...試合前、選手たちは緊張を隠すために腕組みをしていた...
...新入社員が先輩に腕組みを頼み、業務を手伝った...
...相手の腕組みを解いて握手をすると、友好関係が深まった...
...堅く腕組みをしてこれも自分の前の目八分(ぶ)の所をじっと見つめた...
有島武郎 「或る女」
...正造は俥の上でがっしりと腕組みしつつ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一部始終を砂馬の大将に物語るとしよう」腕組みをしたまま俺はチョッキの裏に手を入れてピストルをつかんだ...
高見順 「いやな感じ」
...其所には黄ろな顔をした頬のすつこけた男が腕組をして此方向きに坐つてゐた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...それから?」金砂子の襖の前で、腕組をして、微笑しているのは、斉興の側役伊集院伊織である...
直木三十五 「南国太平記」
...見事な」と、腕組して、牧の後姿を、眺め入っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...そして、じっと俯向いて、腕組したまま、いつまでも、坐っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「あれが、叡山か」「へえ」益満は、一日先に立って行った小太郎が、何うしたか?(道中一本筋で、何っかで、逢う筈だが)と、思いながら、駕の中で、腕組をして、凭(もた)れ込んで、じっと、叡山を、眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...腕組みをしている手をほどいてみたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...宗助は腕組をしながら...
夏目漱石 「門」
...宗助(そうすけ)は腕組(うでぐみ)をして...
夏目漱石 「門」
...分別(ふんべつ)の付(つ)かない惑(まどひ)を抱(いだ)いて腕組(うでぐみ)をした...
夏目漱石 「門」
...撫然と腕組みをした...
久生十蘭 「ノア」
...狭い通路で押しあいながら腕組みして立っていた...
久生十蘭 「ノア」
...新之助は腕組みして...
火野葦平 「花と龍」
...凝つと腕組みをしたまま思案ともつかぬものに耽つてゐると...
牧野信一 「裸虫抄」
...と治兵衛は腕組みをし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...憮然(ぶぜん)と腕組みしているのが洋燈(ランプ)の光に見出されたが...
吉川英治 「旗岡巡査」
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