...腕一本でやれるということが明かになると思う...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...わたしたち、腕一本でも、おまえをかかえて、この森を越すだけの力はある...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...凡(すべ)てカアネエギイのやうに自分の腕一本で事業(しごと)に成功した男は...
薄田泣菫 「茶話」
...大勢の一家を子供の腕一本でやって行きました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そのひとご自身の腕一本で得たお金で...
太宰治 「斜陽」
...腕一本で戦いあえる対等の対立物であるといいきったのである...
中井正一 「美学入門」
...腕一本で済んだのが見つけもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...腕一本で巨万の富を作って上流社会の人となったのですから...
浜尾四郎 「死者の権利」
...腕一本で叩きあげた浜の親方は目をぱちくりしていた...
本庄陸男 「石狩川」
...腕一本で大坂を八丁荒しした奴等だということだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「何というても腕一本であれまでに仕上げた男だけにさばけた人間ぢやて……...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...女の腕一本でもこれだけを見てゐても大したものだ...
室生犀星 「末野女」
...この腕一本で大留を立て直すんだ...
山本周五郎 「ちいさこべ」
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