...自分より幾倍も強そうな相手の男の腕っ節から来たものなのか...
豊島与志雄 「電車停留場」
...「で、その浪人衆というのは」「近ごろ関東からお上りになりました新撰組と申しまして、つまり、このごろ諸国から上って参る浪人をつかまえる浪人衆でございます」「浪人をつかまえる浪人?」「でございますから、肩ひじの、こんなに張った、腕っ節の、こんなに太い、豪傑揃(ごうけつぞろ)いでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前の腕っ節じゃないか」平次はこの忠実な子分の肩を叩きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎の腕っ節を知らないかッ」外...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今まで町内の腕っ節の強いのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腕っ節は弱そうだ」そう言うガラッ八と別れて平次は油屋へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだまだ腕っ節には自信を持った白旗直八が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「こんな腕っ節の強い野郎の首を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いずれも若くて腕っ節の良いところでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相手の腕っ節を恐れないだけの自尊心はあったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺はあの男の腕っ節が怖いんじゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを与三松は腕っ節が弱いくせに欲の深い伊太郎にやった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...甥の吉太郎は頭も腕っ節もできているので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腕っ節の良いのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男前なら腕っ節ならと立てられる者が二人ありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腕っ節の強そうな美男だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...力仕事に馴らされた岩佐の腕っ節が気持ちのわるいほど固く締めつけた...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...二(ふ)タ目と見られぬ黒アバタで……腕っ節なら男よりも強い強慾者で……三味線が上手(じょうず)で声が美しいという……それが一人娘のお加代というのと...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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