...両花形が腕くらべをするといふので...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...夜七時過清水氏再び來り新生社拙著腕くらべ印税金到底支拂できまじき由を告ぐ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...小説腕くらべを訂正し終りぬ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...拙著腕くらべ一千部の販売方を委托す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...家に在りて午後より腕くらべ続篇の稾を起す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...腕くらべ製本二部を添へて出版届をなす...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...腕くらべ印刷費壱千部にて凡金弐百六拾円...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...腕くらべ五百部ほど売れたりとて新橋堂より金四百円送り来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...おのずから花柳小説『腕くらべ』のようなものを書きはじめた...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...手前(てめえ)を相手に腕くらべも大人げねえ話だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人が腕くらべをやってみようというようないたずらは...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんどは年と体力にものをいわせ腕くらべしていっき打ちの勝負をしようとするのでしょう...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...続いて『花吹雪東海道』『腕くらべ道中双六』『磯川兵助道中記』『恋文道中記』と...
野村胡堂 「胡堂百話」
...落目になったフランス・ボナパルチズムの日本代表ロッシュと英公使パークスの腕くらべは...
服部之総 「尊攘戦略史」
...しかし和尚がいつかな諾きいれず腕くらべをいどみかゝるところから...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...腕くらべ等何れも三讀三誦し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...このほかにフランス式の非礼野蛮な腕くらべもあるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここでいちばん腕くらべをしてもいい...
吉川英治 「神州天馬侠」
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