...一部は1日か2日後に全く腐敗したために捨て去ることを...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...一度腐敗した牛乳を知らずに配達したら最後...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ホテルの経営者と出張販売人が腐敗した協定を結んで秘密の手数料をやりとりしていたのです...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...帝国党は最も腐敗の黴菌多かりし国民協会の変形のみ其腐敗したるや固より久しと謂ふ可しされば政党は総べて腐敗す可きものなりや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...パリーの腐敗した思想から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私が攻撃したあの腐敗した徒党なんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...腐敗したどぶ川の悪臭が染み込んでぶくぶくと泡立つてゐるやうに感ぜられた...
北條民雄 「大阪の一夜」
...腐敗した屍体を思ひ浮かべてならなかつた...
北條民雄 「道化芝居」
...幾百年の間常に腐敗したる和歌の上にも...
正岡子規 「人々に答ふ」
...よからぬ腐敗した不自然な趣味であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...腐敗した古い婦人団体の内部のこと...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第四巻)」
...が、いざ結婚というところまで進んで、腐敗した政治界、善良ではあるがごく世間並なその青年の結婚観に一致出来ないことを感じ、苦しむ...
宮本百合子 「アンネット」
...415お前は烟と腐敗した物との中で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ただ我々の腐敗した趣味を喜ばすようなものにしてしまった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...はなはだ腐敗した時代に生れるのも損ではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...腐敗した果物でもぶちまけたような...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...これらの腐敗した肺臓を恐れる心臓は...
横光利一 「花園の思想」
...腐敗した現実の政治に結びつかなかったことがむしろ孔子の偉大なゆえんなのである...
和辻哲郎 「孔子」
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