...太(ふて)腐れが彼奴だ...
有島武郎 「かんかん虫」
...このときより腐れたる世界の暴力は入りきぬ...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...腐れた屋根に這つてゐる...
石川啄木 「赤痢」
...後ろから附いて來るお鳥が腐れ縁といふ鎖りを引き摺つた痩せ犬であるやうに思はれた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...久しく腐れ文学に頭脳を萎えさせていた日本人は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それからの腐れ縁じゃないか知らなどとも考えてみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...腐れ縁ながら提携してしまってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまりにふんだんに滑稽の持腐れを発揮していただけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...少年は不貞腐れたやうな一瞥を我々に投げてから...
中島敦 「環礁」
...彼の踏んでいる土は地下の鉛管まで腐れ込むほど濡れていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...後腐れのないようになさいませ」平次はこうでも言う外はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三人の女の子の喜ぶ顏を見て――」「百兩が目腐れ金か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...じめじめした川の岸邊を行くものはああこの光るいのちの葬列か光る精神の病靈か物みなしぜんに腐れゆく岸邊の草むら雨に光る木材質のはげしき匂ひ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
......
エドゥアール・エルネ・プリリュー Edouard Ernest Prillieu 竹本周平訳 「Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について」
...腐れ屋台につがれた細い材木が共に倒れて裂かれないことを願うのは多くの人の心持である...
宮本百合子 「女の手帖」
...なぜそんなに嫌うんだ?省三 嫌いだから嫌いなんですよ! 腐れパンパン! ペッ! ゲェ!舟木 ホントにそうかね?省三 ホントですよ...
三好十郎 「冒した者」
...ハハハハ」「ええこの口腐れ...
夢野久作 「斜坑」
...腐れ爛れて行く自己を楽しむべく...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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