...この先生は着物は腐れ...
芥川龍之介 「本所両国」
...この先生は着物は腐れ...
芥川龍之介 「本所両国」
...……お前にはふて腐れがいっちよく似合っとるよ……ただしおれをだましにかかると見当違いだぞ」そういいながら倉地は葉子を突き放すようにした...
有島武郎 「或る女」
...君が家の軒の糸瓜は今日の雨に臍腐れしや或はいまだ笹の根の土乾き居る秋日かな歌と句を並べ...
小穴隆一 「二つの繪」
...窓には腐れかかった蓆が垂らしてあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一と思いに腐れ縁を切ってしまわなくっちゃというので...
大杉栄 「獄中消息」
...または置き腐れになった古蓆(むしろ)のなか――といったような...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ふと件(くだん)の滑稽なる持腐れを発見した第一の人となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...幼き恋は寸燐の軸木燃えてしまへばあるまいものを寐覚めの囁きは燃えた燐だつたまた燃える時がありませうかアルコールのやうな夕暮に二人は再びあひました――圧搾酸素でもてゝゐる恋とはどんなものですかその実今は平凡ですがたつたこなひだ燃えた日の印象が二人を一緒に引きずつてます何の方へです――ソーセーヂが紫色に腐れました――多分「話の種」の方へでせう...
中原中也 「幼き恋の回顧」
...子規の骨が腐れつゝある今日に至つて...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...いろいろ「持ち腐れ」になつてしまつた...
萩原朔太郎 「青猫」
...くらい人間のお腹にぐにやぐにやに詰つたいろいろな機械の病んだもの腐れかけたもの死にさうなものの類ひが今光の方面を向いてゐる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...怠惰の暦いくつかの季節はすぎもう憂鬱の櫻も白つぽく腐れてしまつた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...その骨も腐れきって泥と化し...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...雨風にさらされて立ち腐れになっていた...
久生十蘭 「魔都」
...且(か)つぶよぶよしているのでもっと早く腐れる...
柳田国男 「母の手毬歌」
...けれど腐れる者ほど自己の腐臭には気づかない...
吉川英治 「三国志」
...「費(ひい)の腐れ儒者め...
吉川英治 「三国志」
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