...肝腎の豆腐は少しも見られなかつたといふ事を話した...
薄田泣菫 「茶話」
...すでに私は『心経』の肝腎要(かんじんかなめ)となっている...
高神覚昇 「般若心経講義」
...腎臓の持病があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...肝腎(かんじん)の命(いのち)は取りとめて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...腎臓がわるいのかも知れませんな...
豊島与志雄 「絶縁体」
...肝腎のアメリカの中央気象台が...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...「これは腎臓機能を調べているんですがね...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...肝腎のこれらの精神的な躾の方は伝わらなかったようである...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...それはそうと肝腎の王様の野郎はどこへ隠れ込んでしまいやがったんだろう...
久生十蘭 「魔都」
...腎臓等々あらゆる病気が集つてゐる...
北條民雄 「癩院記録」
...すなわち俗に Kidney Bean(腎臓豆の意でその豆の形状に基づいた名)といわれているものである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また羊白腰とはすなわち外腎肉なり...
南方熊楠 「十二支考」
...カールが二十歳の時に腎臓病のためにトリエルで死んだ...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...結構だが忙しくてお母さん又腎臓をぶりかえしになるといけないと思って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中野さんのところでは原さんが又腎盂炎で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何でも料理するものはその煮加減という事を覚えるのが肝腎(かんじん)でちょうどよいという加減は三...
村井弦斎 「食道楽」
...** 腎石疝...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肝腎(かんじん)なことは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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