...腋の下から汗がタラタラと流れ出した...
石川啄木 「病院の窓」
...腋の下まで充分に腕を差込んで置いて...
海野十三 「深夜の市長」
...腋の下が、冷い汗でしとど濡れるのを感じた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...思わず腋の下から油汗がにじみ出す様な...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...背中から腋の下へ斜(はす)に...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...――跛者などが腋の下にあてて歩くに用うる丁字形の杖...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...―――洋服を着るには腋の下を剃るもんよ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...リヽーの肩から腋の下へ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今度は二人の男が同時に左右の腋の下を擽る...
外村繁 「澪標」
...腋の下にも、額にも、汗が滲んできた...
直木三十五 「南国太平記」
...その腋の下の包からでも...
直木三十五 「南国太平記」
...(何を、三人は?――)と、感じながら「討ったぞ」と、口早に、そして、腋の下の包を、ちょっと、動かして、そのまま、益満のいる大広間へ急いだ...
直木三十五 「南国太平記」
...腋の下からまだ乳首に有附かぬ兄弟が鼻面で割込んで来る...
二葉亭四迷 「平凡」
...も少し持上(もちゃ)げたら腋の下が見えそうだと...
二葉亭四迷 「平凡」
...手に持つてゐた麥酒瓶を腋の下に挾んで...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...腋の下に汗のにじみ出るのを感じた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私の腋の下から氷のような冷汗がタラタラと滴(したた)った...
夢野久作 「少女地獄」
...腋の下に汗をおぼえながら...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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