...さて砂を一つかみ取って腋の下にこすりつけてから...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...腋の下から汗がタラタラと流れだした...
石川啄木 「病院の窓」
...肘をピタリと腋の下につけた...
海野十三 「蠅男」
...腋の下から冷いものが...
江戸川乱歩 「双生児」
...トルコ人の被りそうなそんな赤帽子は腋の下にでもそっとおし隠したらいいではないか...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...(腋の下へ手をやって)こんなに寝汗をかいている...
林不忘 「安重根」
...リヽーの肩から腋の下へ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
......
萩原朔太郎 「定本青猫」
...腋の下が熱くなつて来た...
林芙美子 「下町」
...伸一郎の腋の下を擽(くす)ぐった...
林芙美子 「泣虫小僧」
...鴉の羽根などを拾ひあげて頤の下や腋の下を擽つて見ると...
牧野信一 「剥製」
...生腥いツララは徐ろに私の背中から腋の下を撫で抜け...
牧野信一 「剥製」
...腋の下んところがつれてやしないかしら」ナースチャは立って絹紗のような紫の服を見た...
「赤い貨車」
...両腋の下や胸を拭いた...
山本周五郎 「さぶ」
...清七の作ってくれた撞木杖(しゅもくづえ)を腋の下にかって...
山本周五郎 「さぶ」
...腋の下に汗のにじみ出るのを感じた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...両方の腋の下からタラタラと冷汗が滴(した)たった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この時間湯に入ること二三日にして腋の下や股のあたりの皮膚が爛れて来る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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