...「脳味噌がパニック状態」...
...「彼の脳味噌には計算能力がある」...
...「すごい楽しみにしてたんだけど、脳味噌が拒否した」...
...「この問題を解くには脳味噌をフル活用しなくちゃ」...
...「別に悪意はなかったんだ、単に脳味噌が働かなかったんだよ」...
...毒蛇に脳味噌を吸はれるやら...
芥川龍之介 「杜子春」
...薄暗い僕の脳味噌(のうみそ)のどこかに木の子のやうに生えてゐるであらう...
芥川龍之介 「二人の友」
...しかし元来私は小食のたちで、鱶の鰭、なにかの脳味噌、さまざまなものの饗応にあずかったがとても手がまわらず、筍だとか椎茸だとかをほんのぽっちりいただいて、揚州料理も参考までに食べたというにすぎない...
上村松園 「余齢初旅」
...楊(ヤン)博士はいよいよ脳味噌の中から自信ある科学知能をほぐしはじめたのである...
海野十三 「軍用鮫」
...脳味噌に黴(かび)が生えちまう」と憂鬱(ゆううつ)そうに呟いたが...
海野十三 「蠅男」
...荒療治で脳味噌をとったりすれば...
大阪圭吉 「三狂人」
...中の脳味噌と両方の眼玉が何処かへ飛んでしまい...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...とりわけ牛の脳味噌と女の心(しん)の臓とが一番好きだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...なんぼ脳味噌(のうみそ)足らんいうたかって気イついてたに違いないわ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...果して「自然が脳味噌のない『性』を創造したという事も存外無いとは限らない」と云った...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...牛の脳味噌で一杯詰っているとしか考えられないのである...
夏目漱石 「それから」
...――どうも相済みません」与三松は脳味噌の少し足りない人間ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...別にバター一杯にてメリケン粉一杯をいため牛乳八勺ほどにてゆるめ塩胡椒を加えた白ソースの濃き物を作り前の脳味噌を入れて混ぜおき...
村井弦斎 「食道楽」
...俺ア脳味噌が変ったぜ...
矢田津世子 「反逆」
...脳味噌がハミ出している...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...ギラギラと太陽の光を反射しているのは脳味噌であろうか...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...何かの理由で脳味噌を蒸発させるかどうかしている私を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...脳味噌が石になる程の苦労を重ねなければならぬ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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