...船脚(ふなあし)の揺(ゆ)らめきのなごりが残っていて...
有島武郎 「或る女」
...脚の達者なことといったら比類なし...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...脚立(きゃたつ)の上にあがって...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...やはり脚に竹馬をゆわいつけた小男であろうか...
海野十三 「少年探偵長」
...君の脚を売ることを望むような女性は外面(がいめん)如(にょ)菩薩(ぼさつ)内心(ないしん)如(にょ)夜叉(やしゃ)だといって罵倒(ばとう)した...
海野十三 「大脳手術」
...十歳内外より十五六歳までは、をり/\つれてゆきて、旅行の趣味を知らしめ、脚力を養はしめ、十七八歳に至りて、始めて獨りにて突き放さむとす...
大町桂月 「親子遠足の感」
...飛脚は其処へ入りながら家の内に注意した...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...やや南方に傾いた日脚と北から来る冷かな微風との為に...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...脚を踏みかえただけで...
久生十蘭 「西林図」
...レヴィウ的に脚色したもので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一本の脚を壁に立て掛け...
牧野信一 「ゾイラス」
...すこし暑気当り気味で左の脚が又こむら返りそうな変な気持...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...***羽左さん泣かせちゃいやしっかりしてくださいねえちょうどおまえさまの家の前から帰ってきたらあの飛脚わたしほんとにもうおまえさまとは一つわらじの旅の者どうぞして早く癒してくだしゃんせ五日 よる梅幸***(注・ここに太宰治から富栄に宛てた次の手紙が貼りつけてある)「アヤマッタクスリヲノンデマル三日仮死デシタ...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...椅子に腰をかけたまま両脚を踏み伸ばし...
夢野久作 「暗黒公使」
...前脚に顎(あご)を乗っけて眠っている犬なぞを...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...話があるから此寺(ここ)へ来いという飛脚があったので...
吉川英治 「江戸三国志」
...関羽の駒はまた何物かに脚をからまれていなないた...
吉川英治 「三国志」
...海潮に脚を浸して幾曲がりしている東西の長い廻廊と...
吉川英治 「随筆 新平家」
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