...」「では漢口(ハンカオ)へ電報を打ってヘンリイ・バレットの脚を取り寄せよう...
芥川龍之介 「馬の脚」
...――やはり銀鼠の靴下(くつした)に踵(かかと)の高い靴をはいた脚は鹿の脚のようにすらりとしている...
芥川龍之介 「お時儀」
...人間の首や腕をふりかざしいたり)右の脚は鳥の脚にして左の脚は獣の脚なれば...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...窓ぢかに偸立(ぬすだ)つ『禍(まが)』の鷺脚のひびきも聞かめ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...靴下(くつした)の脚を寒そうに曲げて坐っていた光代は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...また頭のない二本脚になり...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...新撰(しんせん)映画脚本集...
寺田寅彦 「映画芸術」
...親の羽の下から小さい脚を見せている...
外村繁 「澪標」
...追抜いて行く馬の脚を...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...及ばぬ腕だと、知ると、一太刀も斬らないで、自殺しなくてはならぬ口惜しさに、脣も、身体も、拳も、脚も、わなわな顫え出してきた...
直木三十五 「南国太平記」
...三人は、じっと、月丸の顔を、眼を、脚を、手を、凝視めながら――それを、凝視めているの外(今に、大変なことが起る)と、いう恐怖に、肌を、冷たく、顫えさせているの外――山の静けさも、物音も、何も感じなくなっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「稲荷前」と書いてその下にベンチが二脚置いてある...
永井荷風 「元八まん」
...いわゆる腹芸の新脚本を作り...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...速くも緩(ゆる)やかにも自由に脚竝みをそろえたではないか...
牧野信一 「ゼーロン」
...つまり芸術行脚、名匠行脚という、僕が今でも時々出かけるのにやぶさかでないやつさ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...碧蘚開花岩脚遍...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この水郷地方に多い風土病ともいえる“脚気(かっけ)”にかかっていたのである...
吉川英治 「平の将門」
...自分も一脚の机に倚(よ)り...
吉川英治 「宮本武蔵」
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