...強(しい)て方向(むき)を変えさせられた風の脚が意趣に砂を捲(ま)き上(あ)げた...
有島武郎 「カインの末裔」
...彼はズキズキ痛む脚を引き摺って...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...これに接ぐべき脚の切口も...
海野十三 「大脳手術」
...古代ローマ人は腕や脚を毎日洗うが...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...脚は下なる野を踏みて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...とりわけ脚本が書卸(かきおろ)し物(もの)の場合になると...
薄田泣菫 「茶話」
...メーテルリンクという人の脚本の中には...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...三脚ヲ使ワナイデ写セル...
谷崎潤一郎 「鍵」
...体がしびれて脚がすくんだ――おいおい泣きながら歩く...
田山花袋 「一兵卒」
...私はまだ本当に馬の脚で――」中山半七郎は頸筋(くびすじ)を掻きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一方の脚だけに全身を支へて見る...
平出修 「逆徒」
...いまつけられている脚注は不必要と考えられたが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...ほとんどの脚本を自ら書いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...「健脚のものだけならば」「お許し下さいますか」と相田清祐は鼻をおさえてつづけた...
本庄陸男 「石狩川」
...こはドロミット洞窟のけ寒く硬き床なるを幾箇の環を嵌められし巨人の白き隻脚ぞかくて十二の十年は事なきさまに燃え過ぐる...
宮沢賢治 「〔こはドロミット洞窟の〕」
...日脚もあの通りでございますから……...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...打ち顫(ふる)える手脚に見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...孫悟空的な脚歴のある人...
吉川英治 「随筆 新平家」
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