...と見ると二人の脇の下を...
泉鏡花 「悪獣篇」
...綱は脇の下にかかっている...
梅崎春生 「幻化」
...左右の脇の下が瓦灯口(がんどうぐち)になっていてここから一度外に出て...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...左の脇の下へ這入(はい)って行くのが見える...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...どんな事があったって私は、ここを動かない」「とんでもない、お嬢様があの文五郎の野郎と祝言すると、三日経たないうちに旦那様が殺されますぜ」「えッ」「妙な男が私にそう教えたが、どうも、こいつは図星のようだ」「それでも、私は父上様を見捨てる気にはなれない」「弱ったなア」殺され半蔵も、脇の下で、縛られたまま藻掻(もが)く娘を持て余すともなく、しばらく立ち止りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...脇の下からツイと背後(うしろ)に抜けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一刀を左脇の下におき...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んとも言へない不氣味なところがございます」「不氣味といふと」「脇の下を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大隊長……」叔父様の脇の下から...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...だが脇の下にはほんとうに汗が滲(にじ)んでいた...
牧野信一 「地球儀」
...だが脇の下にはほんとうに汗が滲んでゐた...
牧野信一 「地球儀」
...さうして隆造の腕を脇の下へ抱へてグン/\と歩いて行くのであつた...
牧野信一 「白明」
...胴も腕も痩(や)せたれば脇の下うつろとなりて...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...脇の下から白い腕を廻して...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼の左の脇の下で...
吉川英治 「江戸三国志」
...脇の下に鍔(つば)を抱き...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...脇の下へもたれこんでくるような三次の口ぶりを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かれは太刀(たち)を把(と)って脇の下に持っていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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