...高興は能辯の母なるを知りぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...平生とはまるで別人のやうな能辯で以つて...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...人に反對する時に限つて能辯になる癖があるね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...すると芥川はたちまち能辯に小かめが母親三代の藝妓であること...
小穴隆一 「二つの繪」
...オヂュシュウスは能辯にして策謀に富む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...非常(ひじやう)に能辯(のうべん)な京都(きやうと)言葉(ことば)を操(あやつ)る四十許(ばかり)の細君(さいくん)がゐて...
夏目漱石 「門」
...講者(かうじや)は能辯(のうべん)の方(はう)で...
夏目漱石 「門」
...さア遠慮することはない――」能辯にまくし立てる女を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最初の元氣と能辯との勢が衰へると...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼は能辯を捕へてその頸を捻ぢなければならない...
三木清 「人生論ノート」
...能辯や雄辯では決してない...
吉川英治 「折々の記」
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