例文・使い方一覧でみる「胸高」の意味

...噛（か）み合うように固く胸高に腕ぐみをして... 噛み合うように固く胸高に腕ぐみをしての読み方
有島武郎「卑怯者」

...太い丸打の真白（ましろ）な紐を胸高に結んだ態（さま）は... 太い丸打の真白な紐を胸高に結んだ態はの読み方
石川啄木「菊池君」

...太い丸打の眞白な紐を胸高に結んだ態（さま）は... 太い丸打の眞白な紐を胸高に結んだ態はの読み方
石川啄木「菊池君」

...朱緞子（しゅどんす）に銀と観世水のやや幅細な帯を胸高に... 朱緞子に銀と観世水のやや幅細な帯を胸高にの読み方
泉鏡花「婦系図」

...角帯（かくおび）を胸高（むなだか）で草色（くさいろ）の布子（ぬのこ）と来（き）ては... 角帯を胸高で草色の布子と来てはの読み方
泉鏡太郎「怪力」

...お太鼓を胸高に結んだ小柄な小谷さんの後姿は初々しく... お太鼓を胸高に結んだ小柄な小谷さんの後姿は初々しくの読み方
鷹野つぎ「窓」

...その帯を胸高に締めた胸をそらせて... その帯を胸高に締めた胸をそらせての読み方
高見順「いやな感じ」

...帯を胸高（むなだか）にしめ... 帯を胸高にしめの読み方
太宰治「愛と美について」

...帯を胸高に締めている様子が... 帯を胸高に締めている様子がの読み方
橘外男「逗子物語」

...また小鹿のごとし）紫紺（しこん）のセエタアの胸高いあたりに... また小鹿のごとし）紫紺のセエタアの胸高いあたりにの読み方
田中英光「オリンポスの果実」

...幅を狭く拵えて思いきり固く胸高（むなだか）に締め... 幅を狭く拵えて思いきり固く胸高に締めの読み方
谷崎潤一郎「痴人の愛」

...青っぽい羽二重の帯を胸高にしめ... 青っぽい羽二重の帯を胸高にしめの読み方
豊島与志雄「月明」

...胸高く手で抱えて... 胸高く手で抱えての読み方
豊島与志雄「母親」

...そのころ私は浅葱のしごきを胸高にしめ... そのころ私は浅葱のしごきを胸高にしめの読み方
中勘助「銀の匙」

...帯は出来るだけ胸高にしめているのに較べると... 帯は出来るだけ胸高にしめているのに較べるとの読み方
永井荷風「申訳」

...紫の袴（はかま）を胸高（むなたか）に穿（は）いている錦子を凝（じっ）と見て... 紫の袴を胸高に穿いている錦子を凝と見ての読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...胸高に海老茶（えびちゃ）の袴（はかま）をつけた... 胸高に海老茶の袴をつけたの読み方
堀辰雄「幼年時代」

...絹のはでな前掛を胸高（むなだか）に締めて... 絹のはでな前掛を胸高に締めての読み方
森鴎外「カズイスチカ」

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