...胸板を張る。...
...彼は胸板が厚い人だ...
...胸板をせり出す。...
...胸板が広い服を探す...
...胸板を整える。...
...弾丸は敵の胸板を撃ちぬくはずであるが...
海野十三 「怪塔王」
...隙もあらばと明智の胸板に狙いを定めて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...彼の蝶形襟飾(ネクタイ)と白襯衣(シャツ)の胸板とが...
谷譲次 「踊る地平線」
...胸板のところへ左右より巻き...
中里介山 「大菩薩峠」
...傷は左寄りの胸板を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よく発達した胸板...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...胸板にズドンと風穴があくぜ」古田は眼を見はって...
久生十蘭 「金狼」
...わざとらしく胸板をドンとたゝいた...
牧野信一 「渚」
...あの先々代の痩せ細つて渋団扇のやうな胸板は...
牧野信一 「剥製」
...深く点頭きながら胸板をどんと強く叩いた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...津の茅原はそのとき胸板(むないた)のところに...
室生犀星 「姫たちばな」
...札場(ふだば)の辻に立った九兵衛の胸板は...
吉川英治 「江戸三国志」
...「ご免なさいませ」何気なく、天蓋のふちを持ちながら、袖ぎわを会釈して、摺りぬけようとすると、それに連れて一足退がった侍は、重蔵の胸板を、片手でどんと押し返した...
吉川英治 「剣難女難」
...新九郎の顔から胸板へかけて...
吉川英治 「剣難女難」
...九尺柄(え)の槍(やり)に胸板(むないた)をつきぬかれ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この胸板をグザとやって下さい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...胸板を突いてくるのを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その厚い胸板を膨らますのである...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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