...心の胸底に想いを秘める...
...彼の言葉には胸底に響くものがあった...
...喜びのあまり胸底が熱くなった...
...いい返事をもらえて胸底がすっきりした...
...胸底に穏やかな気持ちが広がっていった...
...今日も猶予が胸底に歴々たる一場の光景を語らざるを得ず...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...今や眼覚めた全人類の胸底に著しく緩和されたる事実を観取して疑わぬ...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...私の胸底の画像とまるで違って書かれているので読んだ時には...
太宰治 「惜別」
...マア坊のもったいない胸底をあかしてくれた仕草なのかも知れない...
太宰治 「パンドラの匣」
...このよろこびをわれ一人の胸底に秘するも益なく惜しき事に御座候えば...
太宰治 「不審庵」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...カネーの胸底の利己心や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...胸底に秘められてる愛が具体化されかけてるのであった...
豊島与志雄 「未来の天才」
...乳色(ちゝいろ)の夜靄(よもや)立(た)ち罩(こ)めた上海(シヤンハイ)のあの茶館(ツアコハン)の窓際(まどぎは)で聞(き)いた麻雀牌(マアジヤンパイ)の好(この)ましい音(おと)は今(いま)も僕(ぼく)の胸底(きようてい)に懷(なつか)しい支那風(しなふう)を思(おも)ひ出(だ)させずにはおかない...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...胸底はあれていた...
本庄陸男 「石狩川」
...」これは会衆の胸底から出た叫びだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...それは彼の芸術家的愛我心――消しがたく胸底に燃えている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...私たち数人の観衆はこの文化映画として紹介されているもののつめたさに対して何か人間としてのむしゃくしゃが胸底に湧くのを禁じ得なかった...
宮本百合子 「映画の語る現実」
...それは東京だけで何十万というサラリーマンの胸底にあるものでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...底からその胸底に響いていたからこそだとは思わず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女衣巾幗(にょいきんかく)一誰か知ろう真の兵家が大機を逸した胸底のうらみを...
吉川英治 「三国志」
...古人の胸底をさぐる秘鍵(ひけん)として...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...内殿に溢れたる光明はやがて私の小ひさな胸底の暗を照らして...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
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