...彼女は胸に一物を抱えている...
...彼が胸に一物を秘めているのはわかる...
...彼女は胸に一物をしまって鍵をかけた...
...話し相手の胸に一物を打ち明けることができるかどうかが、信頼関係の証拠だ...
...彼女が彼に「胸に一物がある」と思わせるのは、彼女の小説の醍醐味だ...
...胸に一物(いちもつ)あるので...
梅崎春生 「Sの背中」
...そういう胸に一物あってしていることだ...
近松秋江 「うつり香」
...欝々(うつうつ)とした熊野(くまの)の山が胸に一物(いちもつ)を蔵(かく)して黙(もく)して居る処...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...人を小ばかにした眼つきだ……おまえは何か胸に一物あってやって来たんだな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...胸に一物あるらしく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何だかKの胸に一物(いちもつ)があって...
夏目漱石 「こころ」
...あらかじめ胸に一物(いちもつ)があって...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...胸に一物あるので...
火野葦平 「花と龍」
...即ち双方の胸に一物(いちもつ)あることにして...
福沢諭吉 「新女大学」
...この宗さんが胸に一物...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...僕も胸に一物あるので芝居に身が入らぬ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...伊兵衛には胸に一物(もつ)があるらしく...
吉川英治 「江戸三国志」
...胸に一物(もつ)の揉(も)ミ手腰で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...みな胸に一物(もつ)ある仕事ではないか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どうしたのだ?彼女は胸に一物あって...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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