...信吾は大胯に杖を醫院の玄關に運んだ...
石川啄木 「鳥影」
...今來た路を自暴(やけ)に大胯で歸つて行く...
石川啄木 「鳥影」
...やがて大胯に船長が入って来て...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...たびたび浜辺を大胯に歩いていたあの船長のことであった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...こちらへ向いて大胯(また)に歩いてくるのが木の間から見えた...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...緑いろの展開のあいだをゆっくり大胯(おおまた)にあるいているのを見かける...
谷譲次 「踊る地平線」
...小胯(こまた)で...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...東京が文化が大胯(おおまた)に歩いて来ました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私の胯間に、薄く発毛しているのに気づいたのは、その夏休み、風呂場でのことである...
外村繁 「澪標」
...しかし私の胯間には睾丸が垂れているので...
外村繁 「澪標」
...大胯(おおまた)に其の窓の前に歩いて行った...
中島敦 「虎狩」
...これは世界を胯(また)にかけた世紀の千里眼であり...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...私達はペガウサスに打ち胯がり...
牧野信一 「歌へる日まで」
...カピトリノ丘で馬上に胯つてゐるマルクス・オウレリアウス皇帝の扮装者であつた...
牧野信一 「山彦の街」
...悠々と大胯(おおまた)に踏切を越えた...
夢野久作 「暗黒公使」
...せかせかと大胯(おおまた)に歩いていた足を止めて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...本堂の階段を降りて大胯(おおまた)に出て行ったと思うと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...小胯で急ぎ足に歩いてゆく姿は旅人の心を惹きつけた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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