...碧眼(へきがん)の胡人(えびす)の女の顔にも...
芥川龍之介 「俊寛」
...胡人(こじん)の(かわぐつ)のごとくなる者蹙縮然(しゅくしゅくぜん)たり(五)牛(ほうぎゅう)の臆(むね)なる者廉※然(れんせんぜん)たり(六)浮雲の山をいずる者輸菌然たり(七)軽(けいえん)の水を払う者涵澹然(かんせんぜん)たり(八)また新治の地なる者暴雨流潦(りゅうりょう)の経る所に遇(あ)うがごとし(九)第四章はもっぱら茶器の二十四種を列挙してこれについての記述であって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...五 胡人ののごとくなる者蹙縮然たり――如二胡人一者蹙縮然...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...紫髯緑眼(しぜんりょくがん)の胡人吹く...
中里介山 「大菩薩峠」
...月斜めならんと欲す胡人月に向うて胡笳を吹く胡歌の怨(うら)みまさに君を送らんとす泰山遥かに望む隴山(ろうざん)の雲辺城夜々愁夢多し月に向うて胡笳誰か喜び聞かん「なるほど――」それを聞いた駒井は...
中里介山 「大菩薩峠」
...その父は胡人(こじん)だが...
中島敦 「李陵」
...漢人と胡人(こじん)といずれかはなはだしき? 色に耽(ふけ)り財を貪(むさぼ)ること...
中島敦 「李陵」
...衛律(えいりつ)をもって完全に胡人(こじん)になり切ったものと見做(みな)して――事実それに違いなかったが――その前では明らさまに陵に説くのを憚(はばか)った...
中島敦 「李陵」
...またいわく胡人虎を射るにただ二壮士を以て弓を(ひ)き両頭より射る...
南方熊楠 「十二支考」
...外国胡人皆嘲(あざけ)って驢々(ろろ)にあらず...
南方熊楠 「十二支考」
...胡人(こひと)に似たる故胡孫(こそん)という...
南方熊楠 「十二支考」
...胡人(こじん)と称せられているものの血が加わっていたものが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...朽木存古祀(城中有喜雀樹、胡人祀之、今既朽)...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...二八胡人婦...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...胡人の侵入によって混乱せる国民生活の反映と見られるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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