...正徳丸とか安経湯(あんけいたう)とか或は又胎毒散とか...
芥川龍之介 「雛」
...彦之助が京に上ってから胎毒を発し...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...医者は彦之助の胎毒が変じて伝染したのだといっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...継母は彦之助の胎毒がまだ治らぬので留守をし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これは胎毒(たいどく)のためだとも云うし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吾輩ひそかに思うにこの状態は決して胎毒や疱瘡のためではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...漁師の女が胎毒下(たいどくくだ)しを買った...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...榛軒は痘瘡(とうさう)を以て先天の「胎毒」が天行の「時気」に感触して発するものとなした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...胎毒とは性欲の結果である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...胎毒は外発すべきものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そしてその胎毒遺毒を視ることは重く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...従来痘は胎毒だとか...
森鴎外 「渋江抽斎」
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