...『……飲酒家(さけのみ)の背高の赤髯へ...
石川啄木 「道」
...この古い煉瓦建の背高い建物は西側の屋根の一角から...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...それまで!」小僧「しかし出羽嶽(でわがたけ)みたいな背高ノッポは...
海野十三 「発明小僧」
...一寸お訊(たづ)ねしたいと思つて……」背高男(のつぽ)の議員は不思議さうな顔をして背を屈(かゞ)めた...
薄田泣菫 「茶話」
...背高(のつぽ)の上院議員は...
薄田泣菫 「茶話」
...――このきれいな魅力ある青年が、あけすけな態度と子どもっぽい心意気と、詠嘆的な言葉や目つきをもって、そして、その背高い姿も、きゃしゃな両手も、あるいは、そんなにもうやうやしくお辞儀する頭の赤毛も、すべてなにもかも、エリザベス女王をうっとりさせたということである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そのやはり背高な...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...Bとその背高い男とが斜に顔を合はせるやうになつた...
田山録弥 「アカシヤの花」
...背高く繁茂してる雑草が冬枯れになっている...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...闇眼でよくは判らないがその一方は非常に背高く...
長與善郎 「青銅の基督」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...頗る背高(のッぽう)で...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...やせてひょろひょろ背高(せいたか)のっぽ...
ロバアト・ブラウニング 楠山正雄訳 「魔法の笛」
...それは西洋人よりも背高く伸びてゐた...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...優雅な背高(せたか)植物の葉っぱを...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...樹木の枝おし分けられて背高き白髪の人左手より出て来る...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...不意に彼は一つの背高い姿が影のように静かに林間の路の際に立っているのを見つけた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...背高く年三十代の全体に何となく気品ある様子が自分の好奇心をひいた...
村山槐多 「殺人行者」
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