...則ち此の學脈(がくみやく)と背馳(はいち)す...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...これは自然の研究に基づいて構成された近代の進化論の学説とは甚だしく背馳する考えである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この相背馳(あいはいち)した二つの思想の※着(とうちゃく)が常に頭脳に絶えなかったであろう...
内田魯庵 「二葉亭四迷」
...これは一見私の志している所と背馳(はいち)しているようであるがそうではない...
高浜虚子 「俳句への道」
...あるいはまたそれに反して志向するところ欲求するところに背馳(はいち)した世界が現前し...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...それはとにかく彼がミュンヘンの小学で受けたローマカトリックの教義と家庭におけるユダヤ教の教義との相対的な矛盾――因襲的な独断と独断の背馳(はいち)が彼の幼い心にどのような反応を起させたか...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...そうして一時は仏説などの因果の考えとは全く背馳(はいち)する別物であるかのように見えたのが...
寺田寅彦 「科学と文学」
...一つにはまた実際に近頃の二科会の絵の傾向が自分の好みに背馳(はいち)して来たように思われたためもある...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...この二人はどうもとても性質が相背馳(あいはいち)しているようだからね...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...斯る謹嚴方正なる風采家と背馳するの行動あるを怪事とし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...皆自由黨の初志と背馳したりき特に文官任用令を正して政黨員任官の門戸を遮斷したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斯る謹厳方正なる風采家と背馳するの行動あるを怪事とし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...皆自由党の初志と背馳したりき特に文官任用令を正して政党員任官の門戸を遮断したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...舞台の出来事はたえずその小説と背馳(はいち)するので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが自分の本心と背馳(はいち)するならば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...但し作者は近頃の文壇の流行に背馳して誇大な發想や...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...まったくそれと背馳(はいち)していた...
吉川英治 「三国志」
...この貴族主義的な考え方は近代の心理学的方法とは背馳するが...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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