...凧が!」背伸びしたとたんに...
梅崎春生 「狂い凧」
...その上に乗って背伸びして...
梅崎春生 「凡人凡語」
...背伸びして見ている...
太宰治 「姥捨」
...すぐ背伸びして遠くの港を見る)船が入港(はい)って来た...
林不忘 「安重根」
...梯子を立てかけた山崎譲は、左手に濡手拭をさげたままでドシドシと梯子を上って行くから、「旦那、何をなさるんでございます」甘酒屋の親爺が仰天すると、梯子を一段だけ踏み残して上りつめていた山崎譲は、背伸びをして、その甲源一刀流の大額の、門弟席の初筆から三番目の張紙の上へ、グジャグジャに濡れていた手拭を叩きつけたから、「先生、ナ、ナニをなさるんで」七兵衛もまた、甘酒屋の老爺と同じように慌(あわ)てました...
中里介山 「大菩薩峠」
...背伸びをしてそれを聞こうとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちの(と木之助を見て)小さい方は今年(ことし)はじめてだな」木之助は小さく見られるのが癪(しゃく)だったので解(わか)らないようにちょっと背伸びした...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...野次馬の後ろから背伸びをしてこんな事を言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お靜は人垣の後ろから背伸びをしてゐると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手元が暗かつたので」「おや?」平次は背伸びをするやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ほんとに背伸びしたくなるほどの心よさである...
長谷健 「天草の春」
...啓吉は背伸びをして...
林芙美子 「泣虫小僧」
...絶えず爪先で背伸びをしては...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あそこだ」ちょっと背伸びすれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...一しょう懸命背伸びをして籠を吊るしてある麻糸を釘(くぎ)からはずした...
森鴎外 「雁」
...背伸びをしてのぞいてみた...
森鴎外 「普請中」
...彼の背伸びした手がそっと白い紙包みをのせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...背伸びをしながら其処の落葉の中に腰をおろすと...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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