...(そんな時は、)と酔っていた夫人が口を挟んで、顔を見て笑ったので、しばらくして、(背中合わせで、別々に...
泉鏡花 「婦系図」
...背中合わせの暗黒街がにぎわい始め...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...これらは背中合わせにあり...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...羽織の裏にしがみついて人間と背中合わせにぶら下がったままで十分以上も動かないでいたねずみの心持ちがわからない事の一つである...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...シティ&サバーバン銀行が我が友人の質屋と背中合わせになっていると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...私が口にしてる言葉と背中合わせのその言葉は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それと背中合わせに大歩廊と会堂とがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...老人と老嬢とは互いに背中合わせにすわり込み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おまけに瑞宝章がそれに背中合わせにくっついて...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...今宵は月が佳(い)いからというので――大中寺とは背中合わせになっている大平山(おおひらやま)の隠居から招かれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...背中合わせになっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の背中合わせの部屋から...
堀辰雄 「旅の絵」
...妻と薔薇色の娘とは背中合わせになった...
堀辰雄 「晩夏」
...その実は背中合わせにくっついていて...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...万延寺の本堂と背中合わせにして一軒の非人小舎(ごや)がある...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...万延寺の本堂と背中合わせの竹瓦に板庇...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...季房も背中合わせに大手をひろげ...
吉川英治 「私本太平記」
...それと背中合わせにわが百済観音が...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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