...おれの云ひつけは背くまいな?」素戔嗚のかう云ふ言葉の中には...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...背くとも背かないとも答へなかつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...「黙つてゐるのは背く気か?」「いいえ...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...吾心は吾諫めをすら背くすべなさと答ふるのみである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...仮令(たとえ)現在の結婚制度が最も進歩発達したる階級にある男女の要求に背くものであつても...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...わざわざ時勢に背く必要もない...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...本店の名に背くわけである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...アガメムノーンの嚴命に使者は背くを敢てせず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自分が父(ちゝ)の意志に背く恐(おそれ)があるから父(ちゝ)の方でわざと...
夏目漱石 「それから」
...あたかもその変遷の勢に背くこと少なかりしがゆえに...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...天命に背く罪とも言うべきじゃ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...たとい父に背いても夫には背くべきものではないのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...または今のこの淨められた心に却つて背くものと思ひますから……たゞどうかあなた...
水野仙子 「道」
...だがそれは相背く二個の道ではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...ここにある治政の方針が人間の道に背くとしたら...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...神意には背くことは出来ぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...我父母に背く科(とが)...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...汝も背く者か」「いえ...
吉川英治 「三国志」
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