...或は又法律にも背くことであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...眼を背くるの抽象は吾人の精神に搖籃の歌を唱ふの天使となるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そこで約束に背くようになった由(わけ)を話した...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「連城」
...学問的研究の結果として得られた明かな知識に背くものがあるので...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...背くらべをしている!」大菩薩は半空に腰をかがめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...白鳳的なものに背くものではない...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...明らかに不合理であり明晰な観念に背く...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...又夫の教訓あらば其命に背く可らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...天理人道に背く罪人なり...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...造営までなかなか手が届かぬを定規(ていき)に背くとて無理に合祀するは苛刻(かこく)もはなはだし矣...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...水木 こら! 命令に背くか...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...わけもなく前に言ったことを翻し約束に背く」といったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかし人情に背くかかる勢いが...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...ここにある治政の方針が人間の道に背くとしたら...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...神意には背くことは出来ぬ...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...背くも亦自然である...
柳田國男 「どら猫観察記」
...彼は自ら父の志に背くこと多きを知れり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...初期の飛行は期待に背くものだったが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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