...』『身体の各部分は一つ一つ特別な遊星に相応していて、たとえば温熱の源たる心臓は太陽に相応し、脳は太陰に、肝臓は木星に、腎臓は金星に、また黒い胆汁を蔵する脾臓は憂鬱の支配たる土星に、胆嚢は火星に、肺臓は水星に相応している...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...口もとにただよう大胆(だいたん)な微笑(びしょう)が...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...大胆不敵の兇賊は...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...武士道や禅学で胆(きも)を練つたものだが...
薄田泣菫 「茶話」
...俳優も、一流の名優が競つて参加し、外国の古典やら、また、日本の無名作家の戯曲をも、大胆に採用して、毎月一回一週間づつの公演を行ひ、日本の文化を、たしかに高めた...
太宰治 「火の鳥」
...彼は大人(おとな)のような落ち着きと胆力とを以て...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...彼はもう思いっきり大胆に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...この胆吹山とても随分あちらの高山峻嶺に劣りはしないとこう考えますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...王の良心を罠にかけて見ようとするハムレットの魂胆を...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...大胆なことを言います...
野村胡堂 「九つの鍵」
...胆をつぶして起直りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...背の高いひとは、収用住宅の検分にきた、綜合病院の書記にすぎなかったので、度胆をぬかれて、けげんな顔をしていた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...冬をも青々とした竜胆(りんどう)があり...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...時々絶壁に臨んだ時にはもしや狭い路を踏み外(はず)しはしまいかと胆(きも)を冷やさぬでもなかった...
正岡子規 「くだもの」
...胆沢郡には掃部長者(かもんちょうじゃ)の物語...
柳田国男 「雪国の春」
...胆(きも)を冷やした...
吉川英治 「三国志」
...あんな強胆(ごうたん)な者がいたかしら? とみんなが眼をみはって見ると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...矢張(やは)り白地に大胆な赤線を配したズボンを穿(は)いた断髪の女とが...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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