...この早業にすっかり胆をつぶしてしまって...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...大胆にやってみることにしよう」新田先生の眉(まゆ)が...
海野十三 「火星兵団」
...雪中の熊胆はことさらに価(あたひ)貴(たつと)し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...どこにも見つからなかったのに落胆(がっかり)した彼が...
徳田秋声 「あらくれ」
...その活溌有為にしてしかもその大胆行険の気象に富むがごときは吾人がかつ誇りかつ羨むところのものなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...落胆や倦怠(けんたい)や美と理想との趣味や無謀な寛大や理想郷や空想や憤怒や虚栄や恐怖などを少しも知らなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その及ぼすところに魂胆(こんたん)がある」南条はこう言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ胆吹の山というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つには胆吹山入りをした道庵先生を待合わせる間...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹は気象が少々荒びていた...
中里介山 「大菩薩峠」
...この人の大胆な革新態度と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...どんな大胆不敵な野郎でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――おそろしい胆(きも)の据(す)わった娘じゃないか」銭形平次がそう言った時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水夫は胆をつぶして避雷針の方に身をすくめ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...萩野は別に何の教養もない男であったが、胆の据った、判断の好い男であった...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...炬火を持った僧は無思慮に大胆さを見せ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大惣の生胆(いきぎも)一つで御座いました...
夢野久作 「近世快人伝」
...杖についている例の胆刺(きもざし)の穂先を知らず知らず持ち上げて...
吉川英治 「江戸三国志」
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