...私は胃弱なので、辛いものは食べられません...
...彼女は胃弱だから、食事には気を遣っている...
...父の胃弱がひどくなったので、病院に連れて行った...
...胃弱の方には、カフェインの多い飲み物は避けた方が良いです...
...胃弱の人は、脂っこい食べ物もあまり受け付けないことが多いです...
...持病の胃弱の所為(せゐ)か...
石川啄木 「刑余の叔父」
...胃弱(ゐじやく)にして...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...長い間胃弱に苦しんでいた笹村は...
徳田秋声 「黴」
...喘息と胃弱と蓄膿とに絶えず苦しまされている彼の身体が...
中島敦 「狼疾記」
...その癖やり出すと胃弱の癖にいやに熱心だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それで僕はこの男もやはり僕同様この小説を読んでおらないという事を知った」神経胃弱性の主人は眼を丸くして問いかけた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...或人は胃弱のせいだとも云うし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もう少し辛防(しんぼう)がよくなくっちゃあ胃弱なんぞはほかの病気たあ違って直らないわねえ」とお盆を持って控えた御三(おさん)を顧みる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...胃弱の病人が必ずカーライルにはなれないさ」と極(き)め付けたので主人は黙然(もくねん)としていた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...かくのごとく虚栄心に富んでいるものの実際はやはり胃弱でない方がいいと見えて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...既に胃弱に悩み居らるる大兄の為にも御便宜(ごべんぎ)かと存候(ぞんじそろ)草々不備」何だとうとう担(かつ)がれたのか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その祟(たた)りで今じゃ慢性胃弱になって苦しんでいるんだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...うふと気味の悪い胃弱性の笑を洩(も)らしたが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あるいは神経衰弱だのあるいはリュウマチスだのあるいは胃弱(いじゃく)だのと...
新渡戸稲造 「自警録」
...胃弱者に見るやうな蒼黒い顏つきの...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...二〇)胃弱が起った...
山本周五郎 「青べか日記」
...かれらがどんな野望をたくらんでいるかということだ」「かれらはなにかたくらんでいるんですか」「べいこくの世界征覇(せいは)だ」八田青年は胃弱患者がせんぶりをのむときのような顔をした...
山本周五郎 「季節のない街」
...晶子は青ざめて胃弱の人の如(ごと)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
便利!手書き漢字入力検索