...その時分あなたはまだ肩上げをした無邪気な娘さんだった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...まだ肩上げも取れぬけれども...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...シヤツの肩上げは済みたり...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...肩上げをつまんで離れずにいた...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...姉妹で私の肩上げをつまんだり袂(たもと)の振りを揃えて見たりしていたが...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...五分ほどつまんだ肩上げが...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...美妙が錦子の肩上げを見たところは十七であったが十八にしていただきたい...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...」「もう肩上げをおろした方がいいな...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は肩上げのとってない昔風な羽織を気にしながら...
林芙美子 「新版 放浪記」
...尾道を去る時の私は肩上げもあったのだけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...子供の肩上げをたくし上げては縫ってやっていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...初めて肩上げをおろしたのを覚えている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は肩上げのとってない昔の羽織を気にしながら...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...」「もう肩上げをおろした方がいゝな...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...肩上げもあったが...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...それでも祭の日なんかに肩上げのした印絆纏(しるしばんてん)を着て頭を剃った「餓鬼」を見ると...
牧逸馬 「舞馬」
...その肩上げのところが圓々とふくれあがつてゐた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...肩上げもとれない子ぢやないね...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
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