...彼女は有名な芸能人と肩を並べるほどの美人だ...
...北条屋は到底(とうてい)角倉(かどくら)などと肩を並べる事は出来ますまい...
芥川龍之介 「報恩記」
...殆ど石地蔵と肩を並べる高さに達した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その頃の画家に誰ひとりこの人に肩を並べるものがありませんでした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...「君は此頃何處にゐるんだ」と自分が彼に肩を並べるとY君が聞いた...
竹久夢二 「砂がき」
...音曲(おんぎょく)などの諸藝にかけても肩を並べる人がなかったと云われる...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...自分は普通の人間と肩を並べることが出来ぬ不具もの」といふ考が...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...また謡う方でも肩を並べるもののない事は聞き及んでいた事では御座いますが...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...大臣と肩を並べる程偉かったから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...追いついて肩を並べると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...肩を並べると、女も歩きだしたが、ぐんぐん俺の方へ体を押し寄せてくる...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...「お前一人かえ」「え」二人は肩を並べるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お前一人かえ」「え」二人は肩を並べるやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お豊と肩を並べると...
野村胡堂 「礫心中」
...アリー・ドラガンと肩を並べるほどの顔役に成りあがってしまった...
久生十蘭 「復活祭」
...是(こ)れでは差向き国を開(ひらい)て西洋諸強国と肩を並べることは出来そうにもしない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...俳壇や歌壇に肩を並べることは寧ろ当然であり...
牧野信一 「月評」
...肩を並べるように...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...肩を並べるようにして立ち去った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
便利!手書き漢字入力検索