...瀟洒な洋装で肥馬に横乗りするものを其処(そこ)ら中で見掛けた...
内田魯庵 「四十年前」
...肥馬に跨(またが)る貴公子を以て普通人間と思うなかれ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...出ずれば肥馬に跨(またが)り...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...肥馬に跨り、革の鞭をとつて鞍の上から豊に睨み廻す時のやうな心持がかなり緊張を感ぜしめた...
平出修 「夜烏」
...その市街に来往する肥馬軽車なり...
福沢諭吉 「教育の目的」
...天高肥馬的の日曜だから何うかと思ったが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...揚々(やう/\)として肥馬(ひま)に跨(またが)る将軍(しやうぐん)たち...
槇村浩 「生ける銃架」
...または肥馬に跨(またが)ツた聯隊長や...
三島霜川 「解剖室」
...肥馬は衰(おとろ)う呉船来るを待つや急なり慈米(じまい)十万は百万騎に勝る二呉(ご)の孫策(そんさく)は...
吉川英治 「三国志」
...貢来(こうらい)の絹布や肥馬も輻輳(ふくそう)して賑わしい...
吉川英治 「三国志」
...春は肥馬強兵(ひばきょうへい)を閲(み)...
吉川英治 「三国志」
...破邪の旗、膺懲(ようちょう)の剣、われに百千の水軍あり、強兵肥馬あり、誓って、彼を撃砕せずにはおかん」「――が、提督、古人もいっております...
吉川英治 「三国志」
...いわんや今、蜀四十一州を併(あわ)せて、精兵数十万、肥馬無数、糧草は山野に蓄えて、国人(くにびと)みな時にあたるの覚悟をもつ...
吉川英治 「三国志」
...肥馬(ひば)天に嘶(いなな)くときを...
吉川英治 「私本太平記」
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