...実ははるばる日本から朝鮮の国を探(さぐ)りに来た加藤肥後守清正(かとうひごのかみきよまさ)と小西摂津守行長(こにしせっつのかみゆきなが)とである...
芥川龍之介 「金将軍」
...侘助椿は加藤肥後守(ひごのかみ)が朝鮮から持ち帰つて...
薄田泣菫 「侘助椿」
...その寵臣(ちょうしん)林肥後守...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大宮司は従五位上肥後守といっていたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...なかにも加藤肥後守清正は...
中里介山 「大菩薩峠」
...最も由緒の正しい加藤肥後守の後裔(こうえい)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後へは山形から保科肥後守正之が入部した...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...また(肥後守)自身聞き届け候儀も之(これ)有る可く候」(文久二年二月)と布告してもみた...
服部之総 「新撰組」
...浪士の暴状にたまりかねた将軍後見職一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)が一網打尽的弾圧政策を肥後守に強要したのにたいして...
服部之総 「新撰組」
...わが肥後守はもう握手させることができなかったではないか...
服部之総 「新撰組」
...新撰組は肥後守の内命によって芹沢一派の清掃を決行し...
服部之総 「新撰組」
...この日から松平肥後守は...
服部之総 「新撰組」
...かえって尊攘実現のため瘠(や)せる思いをしつつある松平肥後守以下京都における真正合体派の権力を...
服部之総 「新撰組」
...当代肥後守殿光尚(ひごのかみどのみつひさ)公の御代(みよ)と相成り候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...肥後國熊本の城主加藤肥後守忠廣逆心云々の文面である...
森鴎外 「栗山大膳」
...菊池肥後守が脱走して逃げ...
吉川英治 「私本太平記」
...保科肥後守、同弾正、諏訪安芸守、平岩七之助、駒井右京など、二州の寄合衆に、浜松からは、井伊直政、城伊庵、玉虫二郎右衛門、矢代越中守などの諸将がそれに合流した...
吉川英治 「新書太閤記」
...肥後守念比(ねんごろ)ニ申候ニ付而...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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