...紅葉自身は常に外国小説を読んで頭を肥やしていた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...胡桃(くるみ)の実で肥やしたんじゃな!」と喉(のど)を鳴らして言いました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...一般の世間が平素から科学知識の水準をずっと高めてにせ物と本物とを鑑別する目を肥やしそして本物を尊重しにせ物を排斥するような風習を養うのがいちばん近道で有効ではないかと思ってみた...
寺田寅彦 「断水の日」
...安くない利子で腹を肥やしているものもあったが...
徳田秋声 「縮図」
...あなたが死ぬ時一処に牧場(ぼくじょう)に埋めて牛馬の食う草木を肥やしてくれと遺言した老夫人の白骨は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...どれだけ父の頭を肥やしたかしれない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...丹精して肥やして來た土でございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...丹精して肥やして来た土でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その時もらった支度金の百両は里親がそっくり取り込んで懐ろを肥やし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...莫大な輸出入関税はいっさい幕府の懐を肥やしても(1)...
服部之総 「尊攘戦略史」
...めんめが腹ばい肥やしたかなア」「食いたかもの...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...(「公事訴訟は代言肥やし」に同じ)五 刑法および犯罪については...
穂積陳重 「法窓夜話」
...何の肥やしになりますか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...多くは焚料(たきもの)とするか空しく白蟻を肥やして...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...その塵芥に身を肥やして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...たちまちにその腹を肥やしてしまうのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私腹を肥やしなすっているとか...
吉川英治 「三国志」
...これはもと都の大官童貫(どうかん)の邸で家庭教師をしていた者で、根ッからの佞官(ねいかん)型であるうえに、着任いらいは、私腹を肥やし、権勢をかさに着、人民泣かせをただこれ能(のう)として省(かえりみ)るところもないのであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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