...しだいに肥え太ってきた...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...そしてもつと肥えて居らつしたら...
薄田泣菫 「茶話」
...今日のような肥えた牛と波うつ穀物畠の時代では...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...たみの代りに年とつた肥えた女中が私へつくやうになつたが...
太宰治 「思ひ出」
...405肥えたる羊...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...母親はよく肥えた柄の大きい婦人で...
林芙美子 「幸福の彼方」
...髪の長いよく肥えた人が庭さきの日向に籐椅子を出して...
原民喜 「四月五日」
...目の肥えた編集者フィルは批判的に思った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...その体があんまり肥えて居るから...
宮本百合子 「暁光」
...この芽が健やかに肥えふとっていくとも言われる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...顔も躯(からだ)もまるまると肥えた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ひき緊った肥えかたで『山源』で会ったときからみると...
山本周五郎 「花も刀も」
...ただまるツこく肥えてゐるだけだが...
吉川英治 「折々の記」
...でっぷりと肥えた五十男である...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...でっぷり肥えた女房らしいのが...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...硬緊(かたじま)りに肥えて...
吉川英治 「醤油仏」
...腿(もも)の肉がすっかり肥えてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...よく肥えていることと...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索