...僕にとつて肝要な問題はフエームではなくてライフだからだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...こんなふうな問題は能率(商品的な意味ばかりでなく)のうえから最も肝要なテーマであるが...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...下に創痕やあざがないかを調べることが肝要なり...
海野十三 「江戸推理川柳抄」
...もっと肝要な問題が...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私のお話の肝要な部分は...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...頑丈に造ってある飛行器の肝要な室は比較的に安全ではあったが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...真に肝要なるは完成することであって完成ではなかった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...肝要なことは、ロバアト・セシルの御愛顧にありつくということである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...すなわち一度は忠実なる門下生となってその上において我等は百尺竿頭(かんとう)に一歩を進める底(てい)の心掛けが肝要なことであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
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坪井正五郎 「コロボックル北海道に住みしなるべし」
...肝要なことは愛し合うということである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「肝要なのは穏やかに生きることである」と言うに違いなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ肝要なのは、一カ月以上の期限にはしないことと、期日には必ず返済することだ...
豊島与志雄 「程よい人」
...さもあれ體驗的時間の眞の姿を明かにすることは吾々にとつて最も肝要なる基本的課題である...
波多野精一 「時と永遠」
...青酸中毒は速(すみやか)に食物を吐出せしむるが肝要なり...
村井弦斎 「食道楽」
...その地名はかかる肝要なる事実を現わしたのである...
柳田國男 「地名の研究」
...もう一つの肝要な問題を詳しく説くことができないが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...最も肝要な可能の世界の創造ということを忘れてしまって...
「純粋小説論」
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