...肝心な所だけを力強く表現すべきである(sich eines Dinges entkleiden)...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...どこか少し肝心なところが足りないのではないかしらんと思った...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この二つの頂点の処の肝心な数コマが白紙で蔽(おお)われて「カット」されていたことからしてみると...
寺田寅彦 「山中常盤双紙」
...肝心な唐次長が、軍部の意向を聴取するために、南京へ帰京する予定を延ばして、在上海の日本武官を訪問して歩いた...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いちばん肝心なところを聞かせてくださいませ!……」「兄はあなたに……よろしく申し上げてくれ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それがいちばん肝心なことだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いちばん肝心なのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この話にはお前が一番肝心な人なんですよ...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...肝心な点が分っていなかったことにこの頃になって気がついた...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...自分の思想を実行することにつとめることが肝心なので...
新渡戸稲造 「自警録」
...肝心なのはその中で...
平山千代子 「転校」
...石炭が手にはいる」フィッシャー部長が肝心な点を質問した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...寶篋にせよ輪塔にせよ肝心なものは深いやつれの行き亙つてゐるものほど...
室生犀星 「京洛日記」
...**** ピエール・テラーユという肝心な名前が今では忘れられて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肝心なのは晋太郎の今後だ」少しずつ鎮まりかけた気持で...
山本周五郎 「菊屋敷」
...ここが肝心なところなんです」おはなはむっとしたようにやり返した...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...肝心なときにくしゃみとは...
山本周五郎 「さぶ」
...肝心なところになるときまってはぐらかすんだから」「はぐらかしはしませんわ...
山本周五郎 「風流太平記」
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