...肚の中に渦卷くもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...然しその時には又その時のことと肚(はら)をきめると...
岩本素白 「雨の宿」
...私は肚(はら)の中で可笑(おか)しく思っていた...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...信念ででも行くか、肚ででも行くか...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...肚を決めて万事楽天的に時間を用ゐることにすれば...
中原中也 「私の事」
...肚(はら)の中ですでに自分の矛盾を承知しているので...
夏目漱石 「明暗」
...鳥羽田 番場の忠太郎という肚(はら)の悪い奴だ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...米公使デ・ロングの肚(はら)としては...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...近頃では次第に同僚達に安ツぽい肚を見透かされて...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...肚(はら)の中で蹴とばした...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...「おれに肚(はら)を立てたり...
山本周五郎 「あだこ」
...肚(はら)のそこで...
吉川英治 「篝火の女」
...信長の意志だにそちの肚(はら)に分っておれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...むむ」肚のそこから唸(うめ)くように頷(うなず)くと...
吉川英治 「新書太閤記」
...肚(はら)には怒りながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝家の肚の底まで見抜いていたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...さしては相手の肚(はら)を見...
吉川英治 「新書太閤記」
...こちらの肚もきめやすいし...
吉川英治 「新書太閤記」
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