...薦巾(セルヰエツト)を肘(ひぢ)にしたる房奴(カメリエリ)は客を迎へて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...山賊の親方のように肩と肘(ひじ)とをはり...
海野十三 「恐竜島」
...できるだけ息を殺そうと努めているみたいな恰好(かっこう)で両肘(ひじ)を机の上に置いて手を合わせ...
高見順 「如何なる星の下に」
...こう云う風にして見せるともなく折々ちらと見せられるナオミの肌の僅かな部分は、たとえば頸(くび)の周りとか、肘(ひじ)とか、脛(はぎ)とか、踵(かかと)とか云う程の、ほんのちょっとした片鱗(へんりん)だけではありましたけれども、彼女の体が前よりも尚つややかに、憎いくらいに美しさを増していることは、私の眼には決して見逃せませんでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...いちばん奥には炭を焚いている小さな火鉢があり、そのわきに、三本足の木の椅子に座ったひょろ長い老人がいて、両のこぶしの上に顎を載せ、肘を膝につけて、火のなかをのぞき込んでいた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...やがてまた肘を突いて起き上がって...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...肩肘張って入り口を塞(ふさ)ぎながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...肘(ひじ)鉄砲をもらっては...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...肘(ひじ)を椅子の背にささえた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...肘枕で夢を見てゐたところだつた...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...次はその彼の四方に広がりて勢よく肘を張り肘を屈めし処...
牧野富太郎 「植物記」
...娘を肘で小突いて見せたが...
室生犀星 「末野女」
...その内客は上着を脱がずに煖炉の上に肘を突いて...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...唯そんな時は箱火鉢の縁(ふち)に肘を衝(つ)いて...
森鴎外 「雁」
...領(えり)や肘はいつも垢膩(こうじ)に汚(けが)れている...
森鴎外 「魚玄機」
...そうして鑑賞が製作を掣肘(せいちゅう)したのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これも炭坑王の奢(おご)りを見せた真綿入緞子(どんす)の肘掛椅子に...
夢野久作 「女坑主」
...ひだりの肘(ひじ)の矢傷(やきず)をギリギリ巻きしめた...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
