...壊れた黒い面と扇と其外肘掛椅子の上に置いてある様々な扮装の道具を見ても...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...シイザーの戦争などは割合に政治の掣肘(せいちゅう)を受けないで決戦戦争が行なわれました...
石原莞爾 「最終戦争論」
...杜は強い肘(ひじ)を張ってミチミのために乗降口の前に道をあけてやった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...カウンターに片肘(かたひじ)をのせて立っているおかみさんの顔を見た...
太宰治 「眉山」
...直(す)ぐその肘で私をグンと撥(は)ね返しましたが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...肘掛椅子に腰を下ろした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...巫女(くちよせ)は暫(しばら)く手(て)を合(あは)せて口(くち)の中(なか)で何(なに)か念(ねん)じて居(ゐ)たが風呂敷包(ふろしきづゝみ)の儘(まゝ)箱(はこ)へ兩肘(りやうひぢ)を突(つ)いて段々(だん/\)に諸國(しよこく)の神々(かみ/″\)の名(な)を喚(よ)んで...
長塚節 「土」
...両方の肘(ひじ)を蒲団(ふとん)に支えて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...素肌の懐(ふところ)に肘(ひじ)まで収めたまま...
夏目漱石 「虞美人草」
...あの武藝自慢の肩肘(かたひぢ)を張つた野郎ぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裾(すそ)と肘(ひぢ)にひどい血が附いてるぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肘(ひじ)まで赤いたこをこしらえて...
長谷川時雨 「西川小りん」
...肘(ひじ)鉄砲をもらっては...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...しかも肘の関節は全然用をなさず...
北條民雄 「続癩院記録」
...梅花花下の肘枕、花神は必ずやその風流を憐れんでくれるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...片肘をついてこう言った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ひだりの肘(ひじ)の矢傷(やきず)をギリギリ巻きしめた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...肘(ひじ)をついていた...
吉川英治 「夏虫行燈」
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