...彼は片腕を椅子(いす)の肘(ひじ)にもたせかけ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...詩人のトックと肘(ひじ)を組んだまま...
芥川龍之介 「河童」
...肘をその膝について...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...できるだけ息を殺そうと努めているみたいな恰好(かっこう)で両肘(ひじ)を机の上に置いて手を合わせ...
高見順 「如何なる星の下に」
...教授は教壇の肘掛椅子にだらしなく坐り...
太宰治 「逆行」
...教授は教壇の肘掛(ひじかけ)椅子にだらしなく坐り...
太宰治 「逆行」
...肘掛椅子の背に手をかけて立っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...若しくは之れを掣肘して内閣の統一を困難ならしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...甲野さんは肘(ひじ)を立てて...
夏目漱石 「虞美人草」
...怪しい女の振り上げた肘(ひぢ)をハタと打ちました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肩肘(かたひぢ)張つて入口を塞ぎ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...両肘(りょうひじ)がしびれて来るに違いない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...まことに有難いことでした」イヴォンヌさんに肘で突かれて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...すると王様は俺を肘で突ついて...
久生十蘭 「魔都」
...肘掛椅子に飛び乗った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...――頤骨がぎっくりと肘(ひじ)のように突き出て...
牧野信一 「鬼涙村」
...これに掣肘(せいちゅう)を加うることなく...
森鴎外 「渋江抽斎」
...在来の領家(りょうけ)はその掣肘(せいちゅう)を受けたのみならず...
柳田國男 「地名の研究」
便利!手書き漢字入力検索