...着物の下に肌衣を着るのが一般的です...
...柔らかい肌衣を着ると、着心地がよくなります...
...着物用に肌衣を作る店もあります...
...古代では肌衣は重要な防具の一つでした...
...麻や綿でできた肌衣を着ることで、汗を吸収して清潔に保てます...
...メリヤスの肌衣を着すと雖両腕を蔽わず猿股一つに辛くも陰部を蔽うのみ...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...余が表の障子をあけて此宿へはひつた時に其障子の蔭で宿の女房らしい女が肌衣一つで下女らしい女を相手に笄のやうな形の丸い杵を持つて小さな臼で白い粉を搗いて居たのである...
長塚節 「旅の日記」
...余等は肌衣を搾つて女に渡す...
長塚節 「松蟲草」
...肌衣はシヤツとヅボン下と越中褌とを別に一組荷物へ入れる...
長塚節 「旅行に就いて」
...肌衣は忽に汗じみて仕まふものであるから...
長塚節 「旅行に就いて」
...乾し上げた肌衣を着て出た時は生れ變つたやうであつた...
長塚節 「旅行に就いて」
...肌衣(はだぎ)を洗濯屋へ出すことで...
林芙美子 「平凡な女」
...倒れたときのままの肌衣(シャツ)と靴下をはぎとりにかかった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ゆるやかな肌衣を着たまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...肥えたるからだに肌衣(はだぎ)を着け露き出しの手と足とをもておのれ空中を泳ぎまはりせん方もなく危なげに悲しくぞ見ゆ...
室生犀星 「忘春詩集」
...妻は夫の肌衣と上衣との区別さえ知っていればそれで十分物知りである」と答えたのであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...メリヤスの肌衣(はだぎ)一つでまっぴら御免下さいと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...肌衣(はだぎ)や下帯などが入っていたが...
山本周五郎 「さぶ」
...肌衣と二布(ふたの)だけになった...
山本周五郎 「契りきぬ」
...肌衣の袖で乱れかかる髪のしずくをかきあげ...
山本周五郎 「契りきぬ」
...肌衣を新しい白い物にしたときも...
山本周五郎 「竹柏記」
...肌衣も下のものも...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そして画架に書きさした赤い肌衣(コルサアジユ)の女...
與謝野寛 「梅原良三郎氏のモンマルトルの画室」
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